花泉酒造では全銘柄で「もち米四段仕込み」を行っております。
日本酒は通常、添仕込み、仲仕込み、留仕込みと3回に分けて仕込む「三段仕込み」で造られますが、その後さらにひと手間加え、蒸したもち米を最後に仕込む方法です。
昔から引き継がれてきた伝承の方法に、蔵人たちが年々独自の進化を加えてきました。この業が、すっきりとしながらも優しい旨みとコクを持つ花泉ならではの味わいを生みます。
かつては多くの蔵で四段仕込みが行われていたそうですが、しだいに辞める蔵が増えてきました。現在、全銘柄で「もち米四段仕込み」を行っているのは弊社のみではないかと言われております。
2019酒造年度醸造からは純米大吟醸、純米吟醸などの銘柄で
適温まで放冷してから仕込む、新しいもち米四段仕込みを行っております。
【伝統を継ぎ、進化する業】(facebookの投稿20191128へリンク致します)