2017年2月

割水燗


オススメの飲み方

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お燗のススメ、第2弾。今回は「割水燗」です。以前弊社のスタッフがお客さまと割水燗をした時にとてもご好評頂いたそうで、是非より多くの方に知って頂きたいと思いご紹介させて頂きたいと思います。

「割水燗」とは、水でお酒を割って、お燗することです。
原酒以外のお酒はもともと、原酒に水を加える「加水」という行程を経て、アルコール度数を調整しています。弊社の場合は、商品によって17度~20度くらいの原酒に仕込み水と同じ清水を加え、目指す酒質によって13~16度程度に調整しています。同じ原酒を元にしていても、わずかな度数の違いで味わいや香りの立ち方、印象は異なって感じるものです。この変化を是非ご自宅でお試し下さい、というのが「割水燗」です。

まず、おちょこやコップに適量のお酒を入れ、そこへ“少しずつ”お水を加えてみて下さい。器が小さい場合、少量で結構変化が感じられますので数滴ほどずつ加える気持ちで“少しずつ”がポイントです。
徳利に割水しておいたお酒を入れ湯煎でお燗します。お酒と水をなじませるため、割水した直後よりも少ししてからお燗した方が良いです。(お燗の仕方は別の投稿「お燗について」をご参考にして下さい)

お燗したお酒は、冷えた状態よりもアルコールを強く感じることがあると思うのですが、「割水燗」にしますと、ふんわりとやさしく暖かく・・・、より自分のお好みにあった味わいを追求することが出来ます。水の量は、お酒の種類によっても異なりますので、決まりはございません。私たちは、だいたい徳利1本に対し、水おちょこ半分~1杯くらいを足す感じで試しています。原酒や味わいのしっかりしている純米酒などでお試しになるのがおススメです。ただ、あくまで参考ですので、いろいろと試してお好みの味を探してみて下さい。

実際の酒造りとてらしてみると、自宅での割水は、「加水」の行程、お燗は「火入れ」の行程と似ております。なお、加える水本来の味によって味わいが左右されますので、水道水よりは国内の天然水など硬度の低い水がおススメです。加えすぎると水っぽく感じてしまうこともありますので、しつこいようですが〝少しずつ“がポイントです! ちなみに、お燗することで風味が増し美味しくなるお酒を「燗あがりする」と言います。「このお酒、燗あがりするね」などと言いながら、是非一度お試しください。

お燗について


オススメの飲み方

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寒い毎日が続くと「夜はお燗を呑みたい」という方も多いのではないでしょうか。そこで今日は自宅でも簡単にできるお燗のポイントをお伝え致します。ロ万シリーズはじめ、花泉のお酒はお燗も合いますのでお試し下さい。

 1、徳利に適量のお酒を入れ、50℃くらいのお湯をはった鍋に徳利を入れる。
 2、「湯煎」でゆっくり、あたためる。
 3、あたためながら、時々味をみる。
 4、「美味しい!」と思ったところで取り出す。

ポイントは湯煎と味見です。湯煎にすることで徳利から徐々にお酒に熱が伝わるためムラが出来にくく、急に温まりすぎてしまうこともなく、ご自分で味を見ながら好きな温度で取り出すことが出来ます。お燗と一口に言っても、お酒の種類や飲まれる方の好みによって美味しい温度はさまざまですので、味見が2つ目のポイントとなります。お好きなタイミングで取り出せるだけでなく、お酒が少しずつ温まるにつれ味わいや香りがどんな風に変化するのか。途中の変化を楽しむことが出来、一石二鳥な方法です。便利な酒燗器や、お酒にも使える温度計は市販されていますので、宜しければ検索してみて下さい。
※徳利におちょこなどで軽く蓋をすると、より風味が保たれます。ラップなどで密閉してしまうと湯気で膨らみますのでヤケドにご注意下さい。温め過ぎるとアルコールと共に香りが飛び、風味が損なわれてしまうのでご注意下さい。

早乙女踊り


フォトギャラリー

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早乙女踊り(そうとめおどり)は、その年の豊作を願って行われる伝統芸能で、花泉酒造のある界集落では、地元の中高生の女子が踊り子となって集落の家々をまわり、田植えの様子などを謡った早乙女歌と太鼓の音にあわせて踊りを披露します。界集落のほか鴇巣・下山・和泉田をあわせた南郷地域の4集落の早乙女踊りは、県の無形民俗文化財に指定されています。
南郷地域の早乙女踊りについては、こちらにも詳しく紹介されています。南会津町観光物産協会の公式ブログ


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