2018/01/15
13日(土)、花泉酒造のある界集落で、伝統の「早乙女踊り(そうとめおどり)」が行われました。
早乙女踊りはその年の五穀豊穣を祈願する伝統芸能で、南会津町では、界集落のほか、鴇巣・下山・和泉田の集落で現在も続いており、県の無形民俗文化財に指定されています。
踊り子達を迎え入れる「やど」の一つである花泉でも、みずの木に団子をさして飾り、踊り子達を待ちました。
太鼓の音が響き、小さな子の賑やかな声と共に踊り子達が舞い込むと、場が一気に華やぎます。踊り子達は、歌い手たちの歌う早乙女歌に合わせ、伝統の早乙女踊りを披露してくれました。
界集落では踊り子を務めるのは中高生の女の子達。太鼓持ち、ひょっとこを務めるのは地域の男性や中高生です。お祝い事のあった家庭や企業、宿泊施設などを回り、早乙女踊りを舞います。
ちなみに「水見てけやれ」と、田んぼの水見から来ているという言い回しと共に、訪れた人々にはお酒が振舞われます。歌い手となる子ども達もとても楽しみにしている、年に一度の伝統行事です。