お知らせ
先日、専門家の方々によって「GI南会津」認定酒を決定する審査会が行われ、 審査を受けた町内4蔵元の日本酒10種類が 生産基準や味わいの基準を満たした「GI南会津」認定酒として認定されました。 ※GIについて詳しくは下の方へスクロールしてお読みください ――― 弊社の令和7年度「GI南会津」認定酒はこちらとなります。 ※写真左より・皐ロ万 純米大吟醸 一回火入れ ・ロ万 純米大吟醸 原酒一回火入れ(福乃香35) ・十ロ万 純米大吟醸 一回火入れ 詳しくは後述させて頂きますが、これらはもち米も含め すべて地元の「南会津町」産米で醸造したお酒となります。
なお、現在「皐ロ万」は在庫がございます。 「ロ万 純米大吟醸 原酒一回火入れ(福乃香35)」 は今年6月上旬頃、 「十ロ万」は9月上旬頃の発売を予定しております。
認定酒には今後、4蔵共通のGI南会津マークを貼って出荷いたしますので、 目印として頂ければ幸いです。 ちなみにこちらのマークは 町の国指定重要無形民俗文化財「会津田島祇園祭 」の 「七行器(ななほかい)行列」やお酒を飲む杯がイメージされております。
―――【お酒の地理的表示(GI:じーあい)制度とは?】 お酒の品質や評価が、その産地ならではの気候風土や伝統文化との繋がりによって確立され、 一定の品質や生産基準を満たして醸造されていることを示す制度です。 例えばシャンパーニュと名乗るためには、特定の地域内かつ、 一定の基準や品質を満たして生産される必要があります。 GI南会津に認定されたお酒は、「南会津町内において、 一定の品質や基準を満たして生産された日本酒」ということになります。【GI南会津とは?】 『南会津(清酒)』は、令和6年8月30日に国税庁より地理的表示(GI)の指定を受けました。 酒類の地理的表示では全国17例目、福島県内では初めての指定となりました。
▼GIの名称 :南会津▼産地の範囲 :福島県南会津郡南会津町▼種類区分 :清酒▼原料 ・米及び米こうじは、町内で収穫した米のみを用いたものであること ・町内で採水した水のみを用いていること ・原料にアルコール及び糖類等を使用していないこと▼製法 ・香味及び色沢が良好な「特定名称酒」であること ・米、米こうじ及び水のみを原料として醸造していること ・町内で醸造、貯蔵及び容器詰めが行われていること
▼お酒の特性について ・南会津の純米酒は、総じて口当たりがやわらかく、米由来の優しい甘みと南会津ならではの水質と醸造環境(豪雪)によって酵母の特徴であるフルーティーさが引き立てられ、後味がすっきりとしている点に特徴があります。
・色は透明から淡い金色で、特に純米大吟醸酒や純米吟醸酒は、口に含むと、口の中に上品な甘みがやわらかく広がり、リンゴやメロンといった果実を思わせる爽やかな香りも感じられます。また、甘みと香りが調和することにより、すっきりとした余韻が楽しめます。
▼お酒の特性が産地に主として帰せられることについて ・南会津町は、東北地方の一番南側に位置し、四方を急峻な山々に囲まれた豪雪地帯です。この地域は阿賀川や伊南川の上流域に位置していることから、ミネラル分の溶け込みが少ない平均硬度約30(mg/L)の軟水が豊富に供給されています。この軟水を仕込水に使用することで、発酵が穏やかに進み、口当たりがやわらかく、上品な甘みの酒質が形成されます。
・夏場は昼夜の寒暖差が大きく、豊富な雪解け水もあることから、米作が盛んに行われており、米の旨味が感じられる原料米が産出されています。
・冬場は、酒蔵に降り積もった雪が天然の断熱材となることから外気の影響を受けにくく、酒蔵内部の温度が一定に保たれ、繊細な温度管理が必要な酒造りに最適な環境となっております。酵母の良好な働きが促され、フルーティーな香りを醸し出す一因となっております。 ▼以上、下記の参考資料より ・「お酒の地理的表示(GI)を知っていますか?」(国税庁 2025年3月版) ・「別紙 地理的表示「南会津」生産基準」(国税庁) ・南会津町ウェブサイト「「南会津(清酒)」が地理的表示GIに指定されました(2024.9.12更新分)」
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